
フリーのグラフィックソフト、GIMP2.2.8を使ってCG着色をしてみた。そのときのTips。
2005年8月現在、上記以外の環境では使っておりません。
GIMP2を使い、スキャナで取り込んだ線画を透明化し、それをパスで自動的になぞる。すると、なめらかな線が描かれる。
もとの線画より少しきれいになったのではないだろうか。 ここから色々と加工してゆく。
たとえば、セル塗り(アニメ塗り)をしたいときは、パスを使って影の形を作って色を塗っていく。で、背景をSAIでゴシゴシと塗る。これでできあがり。 そうやってできたこの絵は、他人(しかもプロ)が作ったキャラクターを私が若干まねて描いたファンアートの線画を塗りなおしたものである。すべての色を塗るのに2時間ほどかかった。ちなみにパスなしでPhotoshop 5.0 LEで塗った画像はこれ。そして、元の線画はこれ。
主線抽出スクリプトを使う。2005年8月現在、GIMP2を使おうで紹介・配布されている。
【レイヤー】→【透明部分】→【選択領域をアルファチャネル】 で、不透明部分を選択することになる。 【ダイアログ】でパスダイアログを開いて、【選択範囲をパスに】→【パスを選択領域へ】 レイヤーダイアログを開いて新規レイヤーを作成、【編集】 →【描画色で塗りつぶす】 で、きれいな線画が描かれるはず。

GIMP2.2.10のパスレイヤー。複数のパスの表示・非表示を選択できる。セル塗りをするときには【パスを選択領域に】と【選択領域をパスに】を駆使する。
(GTKインストールフォルダ)\2.0\etc\gtk-2.0というフォルダの gtkrcというファイルをメモ帳で開いて,
style "user-font" {font_name="ms ui gothic 9"} widget_class "*" style "user-font"の3行を付け加えて上書きしてGIMPを立ち上げなおす 。
(GTKインストールフォルダ)\2.0\etc\pangoというフォルダの pango.aliasesというファイルをメモ帳で開いて,
courier = "courier new" sans = "arial, ・・・(以下省略)となっているのを,1・2行目を
courier = "courier new,ms gothic" Tahoma = "Tahoma,MS UI Gothic" sans = "arial, ・・・(以下省略)に書き換えて上書きしてGIMPを立ち上げなおす。
GIMP2のパスレイヤーや【選択範囲をパスに】という機能は、パスツールがついているPaintgraphic にはなかったはず。これが使えるのは大変便利である。パスの表示・非表示をコントロールできるし、線画をわざわざなぞる手間が省ける。
GIMP2はフリーズしたり、突然終了したりすることは、私の環境ではあまりないが、かなり動きが遅いのでWeb用の小さめの画像に使うのが良いかもしれない。1024*768の大きさの画像を処理すると、メモリは768MB、CPUはmCeleron1.33Ghzの私のモバイルでは動きが遅いと感じた。またブラシの動きが遅いので、ペンタブレットを使って描くのではなく、マウスを使い、パスなどで選択範囲を作って色塗りをするのに使いたいと思う。
細かいことをいうと、【選択範囲をパスに】する場合は、あらかじめもとの線画を600dpi程度の高解像度で取り込んでおくのが良いだろう。
昔、おじゃるーむ(2005年8月現在、閉鎖)の管理人氏とチャットでやりとりしたことがあるが、アイコンの線のクリーンアップは、Photoshopのパスで綺麗にしているということをうかがった。GIMP2の【選択範囲をパスに】という機能と類似のものを使っていたのかもしれない。
開発が進んでいるYukariという減色・リサイズソフト(無料)では、透過色を保護する機能がついているので、透過GIFをきれいに透過することができる。透過しきれなかった色がボツボツするのを防げる。下の画像は、透過色を保護する機能にチェックを入れてリサイズし、64色に減色したものだが、うまく透過できているのではないだろうか。
ところで、Photoshop 5.0 LEで制作したPSDファイルは、YukariやBTJなどで読みこめないことがしばしばある(「Photoshop 3.0が必要」というダイアログが出る)。Susieプラグインのせいだろうか。SAIやGIMP2などで作ったPSDファイルはたいてい読み込めるのだが。
GIMP2.2.8で作った画像である。 街で「萌え」を自称するガチャガチャのキャラクターを見て、大体この絵と似た感じに色を塗っているのではないかと推測した。
「萌え」を自称するキャラクターの色塗りの要素は、
GIMP初心者なので、とりあえず今使える方法をば。
レイヤーの合成モードを覆い焼きにして、黒色で塗りつぶす。
ちなみにGIMP2.2では覆い焼きレイヤーを含むファイルを、PSDファイルとして保存すると、GIMP2.2で設定した覆い焼きレイヤーが通常レイヤーになってしまった。GIMP2.2の覆い焼きはPaintgraphicの覆い焼きの効果と似ており、覆い焼きレイヤーを黒色でぬりつぶさないと「覆い焼きらしい」独特の光沢が出ない。
レイヤーの合成モードを乗算にして、白色で塗りつぶす。
PSD形式に変換してPhotoshop 5.0 LEとSAIとの間でやり取りするので、その時は【レイヤーのグループ化】または【下のレイヤーでマスク】を有効にすればよい。若干手間がかかるが。レイヤーが黒で塗りつぶされているのが、GIMP2.2で覆い焼きとして設定されていたレイヤーなので、レイヤーパレットのサムネイルをONにしているなら、見分けがつきやすいだろう。
最終更新日:2006年3月
ページ公開日:2005年8月23日