管理人はふだんPhotoshop5.0LEを使ってイラストに着色しているが、 Paintgraphicというソフト(2004年現在、税抜きで1980円で売られている)を購入して、PhotoshopLEとの違いを調べてみた。
Photoshop5.0LEとPaintgraphicは非常によく似たソフトです。使い方やメニューの内容が非常によく似ています。
使い方としては、互いを補完させるという使い方が一番良いでしょう。
ちなみに、Photoshop5.0LEは2004年現在ではPhotoshop Elements 2.0という名前のソフトに進化(?)し、店頭で販売されています。
(以降、Photoshop5.0LEをPSLE、PaintgraphicをPGと表記することがあります)
PSLEとPGを比べて、PGが良いというところは、「レコーダブック」を使ってバッチ処理に近いものができるということ、そして複数回のアンドゥ・リドゥができるというところだと感じた。


Paintgraphicでは、階調補正や色調補正がフィルタ扱いになっています。Photoshop 5.0 LEでは【イメージ】→【色調補正】に含まれています。

Paintgraphicでレタッチする時に使う色調補正の『フィルタ』。Paintgraphicでは、色調補正はフィルタの一種だという扱いになっている。(こういう分類は、初心者にとってわかりやすいかもしれない。)Photoshop 5.0 LEはアンドゥは一度のみなので、レタッチは複数回アンドゥできるPaintgraphicを使っております。『フィルタブラウザ』の右上の画像が元の画像で、左がフィルタをかけた結果の画像です。つまり、「こういうときに、どのフィルタを使うんだったっけ」ということが簡単に思い出せるというわけです。(Photoshop、Paint Shop Pro等にも同等の色調補正機能があるはずです)
ちなみにフィルタブラウザのダイアログのタイトルバーに出ている3つのボタンは、矢印マークが、カーソルがダイアログウィンドウから離れたらダイアログが自動的に隠れるようにするボタン、四角形が、ダイアログが開いたままにしておくボタン、ペケ印が、ダイアログを閉じるボタンです。このインターフェイスはなかなか便利だと思います。
Photoshop機能限定版を使って趣味でイラストに色塗りをしている場合、「レイヤーのリンク・グループ化」を利用することが多い。レイヤーのリンク・グループ化をしたPhotoshop(PSD)形式の画像を、Paintgraphicで見ると、こんな感じ。(PaintgraphicはPhotoshop形式のファイルの読み込み・書き込みが出来る)
レイヤーのリンク・グループ化がもののみごとに無効になっており、胸の部分の「8」の部分につけた影などがはみ出ています。
こちらはPhotoshopLEで同じPSDファイルを見たもの。
Paintgraphicではレイヤー・リンクのグループ化という機能は無いようなので、そういった画像を作る場合は、たぶん「選択範囲ブック」という、選択範囲を記憶させる機能を使えばいいと思います。
これが選択範囲ブックです。一度選択範囲を記憶させれば何度でもその選択範囲を読み込めるそうです。
この選択範囲ブックを使って選択範囲内から色をはみ出させずに塗ると良いだろう。ちなみに選択範囲ブックの使い方で、今のところわかっていることについてメモしたページをWeb上に公開しています。
追記。選択範囲ブックではなく、表示マスクチャネルを使って画像にマスクをかけて色を塗ったほうが良いということが判明。表示マスクチャネルを使った着色方法も公開しました。(2004年12月23日追加)
…できればPhotoshopLEで指定したレイヤーのリンク・グループ化を読み込んでくれたらいいのだが。しかも、PhotoshopLEでレイヤーのリンク・グループ化をしてある画像をPaintgraphicで加工した後、PhotoshopLEでその画像を開くとレイヤーのリンク・グループ化が解除されている!
ちなみにPhotoshopLEでチェックを入れた、「透明部分の保護」もPaintgraphicは読み込んでくれない。ただし、Paintgraphicでも「透明部分の保護」はできる。
PSLEはクイックマスクが使えます。PGでも使えます。 両方ともクイックマスクモードにすると、ブラシや消しゴムツールなどで選択範囲の変更ができます。
GIF形式で保存するとき、PGでは透過色の指定ができないようです。訂正。あとでPDFのマニュアルをよく読んでみたところ、透過GIFを作れるらしい。アニメーションGIFも作れる模様。ただ、管理人はGIF用に画像を減色する場合は、GlassCode FLAX with xPadie engineで減色、GIF形式に変換しています。(2004年12月23日)
パスツールをはじめて使ってみました。勝手がよくわかりませんが、まあそのうちできるようになるでしょう。 使い方は、PDFマニュアルの102ページから110ページまで。
ふだんPhotoshop5.0LEを使っている人なら、Photoshop5.0LEと、Paintgraphicはお互いに補完させるという使い方のほうがいいかもしれない。言い換えれば、Paint Shop Proなどと違って、「このソフトを使っている人同士で情報交換・団結」する対象になるソフトではないように思う。まあ、安くてそこそこ使える、気軽なお買い得ソフトといったところだろうか。最近の市販のフォトレタッチソフトの多くが起動に時間がかかりすぎることを考えると、そうとうに起動、動作速度が速いPhotoshop 5.0 LEとPaintgraphic両者の併用は大変おいしい。
CGを作成するなら、個々のパーツをPaintgraphicで作り、それからPhotoshop5.0LEへもっていって合成したほうがよさそうだ。
ちなみに、Photoshop5.0LEではいわゆる「万能ファイル」にあたるファイル形式がPSD(Photoshop)形式、Paintgraphicでは「万能ファイル」はFFF形式です。
ここでいう「万能ファイル」とはレイヤーやそれにまつわる設定を作業している時のままで保存できるということです。
CG同人でRGB出稿可な人や、レタッチに使う派の人はPaintgraphicとPhotoshop 5.0 LEやPhotoshop Elementsを併用するのは大変いい手だ。『元画像』が失われないレタッチには良いです。でもCGなどお絵描き派なら、こまめな保存と、場合によってはPhotoshopでカバーが必要な場合があります。それをいとわないなら買いだよ。なんせエフェクトツールとしてなら、ほとんど何でもあるから。
ちなみにCMYKなどプロっぽい機能が無いだけで、アクションもバッチも解像度変換もある。 PSDでPhotoshopとやりとり可能だし、操作も直感的に分かりやすい。 フィルターは効果が見てすぐ分かる。 処理が重いのとHyper・Ultra等々のKid直系なので、(注意:Paintgraphicはファンファーレ社のフォトレタッチソフト、Hyper Kidを仕様変更したもの) 落ちやすいのではないかいう不安もあるが、バグはけっこう潰してあるみたい。 もしかしたら出来ることはPaint Shop Pro 8と良い勝負かも。
このPaintgraphicというソフト、管理人はマニュアル冊子同梱のものを買った。(税抜きで2980円)紙のマニュアルですが、CD-ROMに入っているPDFのマニュアルと内容がまったく異なります。ざっと見て、紙のマニュアルはフォトレタッチソフトをさわったことがない人向けの内容だと思いました。
Photoshop5.0LEとPaintgraphicは非常によく似たソフトです。操作は、PDF形式になっているマニュアルに書かれていますが、Photoshop5.0LEやPhotoshop Elementsを使っている人ならば「パスツール」や「レイヤーブック」の章を読めばだいたいほとんどの操作はできると思います。
管理人が使っているパソコンは1.5kg程度のモバイルで、CPUは1.3Ghz、メモリは768MBです。 起動させてみると、PhotoshopLEより起動が速いように思う。「風」フィルタはどちらのソフトにも入っていますが、Paintgraphicのほうがはるかに速く処理を行う。
(2004年12月23日追記)PaintgraphicはPhotoshop形式のファイルも扱えます。読み込み・書き出し両方をできます。
ただし、Photoshopで設定したレイヤーのリンク・グループ化、透明部分の保護は読み込めません。また、Paintgraphicで設定した選択範囲、パスはPhotoshop形式では保存できません。
最終更新日:2005年12月3日
ページ公開日:2004年12月23日