Paintgraphicでは表示マスクが使えるらしい。
これをPhotoshop 5.0 LEで使うレイヤーのグループ・リンク化のかわりに使えないかな…。
画像をマスキングして色を塗る、などができたらイラストの着色に非常に便利だ。
表示マスクチャネルを簡単に作成できるPaintgraphic用のレコーダを配布しています。よろしければどうぞ。
ついでに、レコーダに記録してある表示マスクの作成方法を、キャプチャ画像を若干つけて説明してあります。
(2004年12月23日追加)
Paintgraphicに同梱されているPDF形式のマニュアルのチャネル・表示マスクブックの章(137ページから139ページ)を読んで試してみる。ちなみに、Paintgraphicで作った表示・マスクチャネルはFFF形式でしか保存されません。
PDFファイルのマニュアルによると、
「表示マスクは、レイヤの表示を調整する機能で、レイヤに一つ設定することができます。レイヤの不透明度はレイヤに対して均一に機能するのに対し、表示マスクはグレー階調の画像を使用するため、複雑な表示の調整が可能です。 白色は不透明、黒色は透明になり、その間のハーフトーンが不透明度になります。」
と書いてある。これはもしかするとPhotoshopのフルバージョンに備わっている機能とほとんど同じではないかと思うのだが、管理人はフルバージョンは試用版でしか使ったことがないので詳しいことはいえない。
ためしにキャラクターのベストを塗ってみる。 ベストの色を塗っているレイヤーの上に、新規に影の色を塗るレイヤーを用意。
影を塗ってみるとこうなる。はみ出ています。
まず、レイヤブック中のベストの色を塗っているレイヤーをクリック、ベストの色を塗っている部分を選択します。それから反転。
次にチャネル・表示マスクブックを開き、新規表示マスクを用意。
新規表示マスクを選択した状態で黒色を選んで塗りつぶし。(表示マスクチャネルを黒色で塗りつぶした部分は表示されなくなる)そして表示マスクチャネルを選択した状態で「コピー」を押します。
ベストの影の色を塗るレイヤーを用意します。
チャネル・表示マスクブックを開き、「貼り付け」を押す。
すると、先ほどコピーした表示マスクチャネルと同じものがベストの影の色を塗るレイヤーにも作成されます。
こうして、ベストの部分だけ塗った色が表示されるようになりました。
さて、ベストを塗ってみましょう。
さきほどパスで作った選択範囲を塗りつぶしても、はみ出ている部分が表示されません。(注意:このときの表示マスクブックでは、RGBを選ぶこと)
Paintgraphicで作成した表示マスクチャネルは、Photoshop(PSD)形式で保存すると失われるが、そのPSDファイルをPhotoshop 5.0 LEで開くとどう見えるかたしかめてみた。
これが、FFF形式で保存したファイルをPaintgraphicで開いた様子。 パスが保存されている。表示マスクチャネルも保存されている。
いっぽう、Photoshop 5.0 LEで、PSD形式で保存されたファイルを開くと、Paintgraphicで作成したパスは当然保存されていない。表示マスクチャネルも保存されないが、Paintgraphicで設定した表示マスクチャネルはPhotoshop 5.0 LEではレイヤーマスクとして認識される。Elements2.0でも同様の現象が確認されました。(2004年12月23日訂正)なんとはみ出ている部分は表示されず、表示マスクチャネルで表示を指定した部分の形に切り取られて表示されていた。
つまり、Paintgraphicで見た場合と、Photoshop 5.0 LEで見た場合とは見た目上、差がないということだ。おお。表示マスクチャネルを使う方法は結構「使える」方法のようだ。
Photoshop 5.0 LEでレイヤーのリンク・グループ化を使って画像をマスクする方法だと、Paintgraphicでリンク・グループ化の設定をしたPSDファイルを開いた場合、設定を読み込めずに見た目がだいぶおかしくなっていたのとは大きく違う。
以前、Paintgraphic選択範囲ブックの使い方メモというページをWeb上に公開した。内容は、Paintgraphicの選択範囲ブックを利用して陰影を塗った記録だが、点線がチカチカするのが気になるので、Photoshopで行うレイヤーのリンク・グループ化に匹敵する機能はないかどうか探したところ、マニュアルを読んで見つけました。
表示マスクチャネルを作るもっと簡単な方法に気づいたので、とりあえずそれをアクション(レコーダ)に記録しました。そのレコーダを配布します。UKM形式のファイルです。 表示マスクチャネルを作るとき、手順を2つにわけています。
このページで配布しているレコーダは、手順の3から2から8までを「表示マスク用レイヤ作成」(2から6)と「表示マスクを作る」(7から9)の2つにわけ、ほとんど自動で行います。
手順の1,2,10は各自で行ってください。
塗りつぶしについて注意。このレコーダファイルを動作させると、【塗りつぶし】のダイアログが出ますが、【塗りつぶし】の設定は【塗りつぶす色:描画色】にしないとこのレコーダファイルはうまく動作してくれません。念のため。(2004年12月23日追記)
2004年11月に公開したレコーダファイル(Paintgraphic用アクション)は「描画色を黒に設定します。(8ビットでいうと全てRGB値0)」の部分を記録していませんでした。Paintgraphicに同梱されているPDF形式のマニュアルを参照したところ、149ページの「レコーダブックメニュー」の節に
- カラーツールの内容を記録
現在のカラーツールの設定状態(色1、色2、描画色、トーン)を記録します
とあったので、描画色を自動的に指定するようにしました。
まず、描画色を黒に設定します。(8ビットでいうと全てRGB値0)
レイヤブックを表示し、陰影などをつけたいパーツの色を乗せているレイヤーを選ぶ。
【全てを選択】→【選択範囲をフロートにする】→【フロートの解除】(これで不透明部分、すなわちレイヤーの色が乗っている部分が選択される)
新規背景レイヤーを作成
選択範囲を黒で塗りつぶす
【フィルター】→【階調補正】→【階調の反転】ここで一息つきます。
この白黒に塗られたレイヤーを【全てを選択】→【コピー】する。
表示マスクチャネルを作りたい新規透明レイヤーを用意、新規に表示マスクチャネルを作り、チャネル・表示マスクブックを表示させて表示マスクチャネルを選び、【貼り付け】。
【選択範囲を解除】する。
白黒に塗られたレイヤーを非表示にする。
服の形に表示マスクレイヤーが作られた状態で色を塗ると、色が服の色の範囲からはみ出ません。色を塗るときは、色を塗りたいレイヤーのチャネル・表示マスクブックを開いて、表示マスクチャネルでなく、RGBチャネルを選択してから塗ります。
このPaintgraphic用のアクション(レコーダ)は貧乏人のCG講座のフルカラーCG編・主線レイヤの加工をヒントに作りました。
「わざわざ表示マスクチャネルを作らなくてもレイヤーに色を乗せたあと、「透明部分の保護」にチェックを入れてそのレイヤーに直接陰影をつければいいじゃん」ともいえます。たしかにそのとおりです。ただ、表示マスクチャネルを使って色塗りをしたほうが後で修正をしやすいのでおすすめです。
表示マスクチャネルアクションを実行すると白黒に塗りつぶされた背景レイヤーが残るが、必要ない場合はその背景レイヤーを削除するべきである。理由はレイヤーの枚数が多いとパソコンに余計な負担をかけるからである。
ちなみにすでに作成してある白黒の背景レイヤーを新規レイヤーの表示マスクチャネルに貼り付けたい場合は、その背景レイヤーを選択した上で、表示マスクチャネル作成アクションの2つめを実行すればよい。
最終更新日:2004年12月23日
Webmaster Yuri